6月26日(金)、29日(月)に岩手県立高校で行った出張哲学カフェの感想です!

6月末、岩手県立大野高等学校と岩手県立盛岡第三高等学校にて出張哲学カフェを行いました。
参加して下さった先生、生徒の皆さん、本当にありがとうございました!

以下にさっちゃん(五十嵐先生)の感想を掲載致します。是非ご一読ください!_______________________________________________________________________

6月26日(金)に、岩手県立大野高校に行ってきました。まず、高校で行われている授業に参加し、そのあと、生徒のみなさんとの哲学カフェを行いました。
テーマは「自己とどうつきあうか」。最初に一人の高校生から出された「おやつを食べ過ぎてしまう自分に自己嫌悪」という話題から始まって、「自律とは何か」「内面化された他律と真の自律はどう違うのか」など、が話し合われました。
最初は「みんなとこういう問題を真面目に話し合うことは初めて」「緊張しちゃう」など、やや固い空気から始まりましたが、いつも通りの私たちの哲学カフェのなごやかな雰囲気の中、しだいに全員みんな熱くなって語ってあっという間に過ぎた一時間でした。
終わった後で、生徒のみなさんからは「普段からこういう問題を考えていたが、学校で友達と話せるとは思わなかった。これからもぜひこういう機会を持ちたい」「初めて哲学カフェに参加したが楽しかった。あっという間だった」「<自分自身を感じる>ことが意外と難しいことがわかった。これからは自分ともうまくつきあっていきたい」「こんなに深く考えたのは初めて。考えるのって楽しい」などの感想をいただきました。
実は、このカフェには校長先生も飛び入りで参加してくださいました。校長先生が生徒たちと、立場を越えて共感したりうなづき合ったりなさっているのを見て、ファシリテーターとしてもとても嬉しかったです。またぜひ大野高校にお伺いしたいです!

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6月29日(月)に、岩手県立盛岡第三高校に行ってきました。
「盛岡三高」といえば、日本のアクティブ・ラーニングの先端を走る有名校。私も昨年度は二度お伺いして三高から多くのことを学ばせてもらいましたが、今回の訪問でも、行われていたすべての授業を拝見し、また3時間目と4時間目を使って先生がたとの哲学カフェを持つことができました。
今回のカフェのテーマは、「そもそも参加型授業って何なのか」。
お昼休みにまでかかる、とても熱のこもったディスカッションが展開されました。参加してくださったみなさんからは「自分の授業の悩みなどを話し合う機会が持ててよかった」「他の先生も同じことを悩み、考えていることがわかって共感できた」「あらためて<参加型授業>の意味について考えることができた」「これからもこういう機会を持ちたい」などの感想をいただきました。
盛岡三高のみなさん、ありがとうございました!